「頼れる政治家がいないから」「任せられる政党がないから」選挙に行く気がしない、的なことを得意げに語る人がいまだに後を絶たないようだけども、そういう問題？といつも思う。
そもそも民主主義って、むしろ特定の個人や集団に「頼らない」「任せない」ようにするシステムなんじゃないの？ 為政者に対して、要は「いざとなればお前らの首などいつでもすげ替えられるのだ」という、有形無形の圧を外側からかけ続けること、それ自体に意味がある。
それは一見非効率なんだけど、そこを安易にすっ飛ばそうとしたときにだいたい人類は道を誤る、と相場が決まってるので……主権者たる我々に、悲観主義ごっこしてるヒマはないのです。

たった一票だけどね、命の対価だからね。命は一個でしょ。だから一票しか使えないんだ。
小さな存在さ。で、選挙結果はこれまた自分が小さな存在なんだと改めて自分に教えてくれる。
ここんとこずっとだよ。ああ、自分は少数派だったんだってね。でもね、自分が少数派だって
いう自覚は、俺にとっては誇らしい。燃えてくる。おお上等だよって。全然寂しくなんかない。

政治に期待したって何も良い事なかった。公の宴ではそそくさと席を立つぜ。構っちゃいない。
俺は俺の力で生き抜く。自分が少数派だって自覚は、そんな退けない決意を与えてくれるんだ。

貴方はどっちだい？どうしたい？
一度はっきりさせてみないかい？

諦める事を諦めるきっかけになるかもよ。
底で、ずっときっかけを待ってたんだろ？

子供達から、「なんでこんな社会になっちゃったんだろう？」って問われて、正面から答えられる責任ある大人が、この国にはどのくらいいるでしょうか。
僕は、できる限りのことはしてきたつもりですが、まだ恥ずかしくて正面から答えられそうにありません。
だから、まだこれからもやれることを続けるつもりです。
「大人」なんだから。大人になるって、責任を持つって本当に大変です。気が狂いそうになる。その重さに、潰されそうになる。
でも、やらなきゃ。この恥辱と負債を、このまま未来には引き渡せない。あなたはどうですか？

ま、あれですよ。誰に投票しようが、自由ですよ。
とりあえず、今のところ我々の代表者、代弁者を自由に投票で選べる国に住んでいるわけで。ありがたいことですよ。その権利を使わないってのは、なんというか、もったいねぇ。ただ単純に。もったいねぇ。
アタシは基本的に自分や自分の所属する団体の私利私欲の為、自己顕示欲を満たす為にのうのうと嘘つく奴ってのが大嫌いなんで、そんな人間、政党には投票しないですけどね。
それにしても選挙に参加しねぇっていう選択は一番の愚策だと思いますよ。もったいねぇですよ。

選挙に行くと楽しいです。たぶん。