フェミニズムの政治学

みすず書房 2012年
岡野八代 著


“一見すると個人的にみえる応答の仕方であったとしても、そこに社会変革への道が拓かれるのだ”——— p.358

夫との不仲に悩む専業主婦の女性が、子どもの将来と、再就職への不安、両親の介護を考え、離婚を諦めた。 近代的なリベラリズムの個人観に当てはめれば、彼女は「未熟で判断能力がない個人」である。 一方、「自立した個人」とされる夫は、妻のサポートを無自覚に享受する。 私たちは、生まれてから死ぬまで誰かに依存し、他者のケアなしには生きられない。 そのあまりに普遍的で、しかし大文字の政治学が忘れ去った大前提から社会構想を考える。

大澤 茉実

RECOMMEND

DSC05340_72

VOICE 桑島みくに

私がなんで、こんなにもあなたに選挙に行ってほしいのか、について。   少し政治の話をすると、普段は味わわない様々な反応を味わうことができる。 その... 記事を読む

セイラvoice_1

VOICE Seira

その人は5分間だけ熊本の地に足をつけ「困ったことがあったら言ってくださいね。」と言って帰っていった。 4月14日、熊本県益城町で最大震度7。 16日未明... 記事を読む

_YU85825_72

VOICE  今村幸子

中学生のとき、『また政治家のだれだれが汚職した』なんていうニュースを何度か見て、『政治ってなんだかいやなかんじだな』と、そんなものとは関わらないところで生きてい... 記事を読む

mini_IMG_3502

VOICE  寺田ともか

私の周りには、社会的な問題に関心の強い友達がわりといた。 彼らは、世界のどこかで起きている問題を、いちいち自分に引き寄せて考えるから、いつも何かしらのこと... 記事を読む

BOOK'S SELECTION