“あなたたちには理解できない。あなたたちには想像できない。”——— p.127
日々膨大に流れる言語や写真、映像の情報を介して得る「他者の苦痛」。それらを目の当たりにし、反戦と平和、貧困や格差の是正、差別の撤廃を叫ぶ人々。そして目や耳を塞ぎ、傍観し、無用な批判や罵声を発する人々。けして誰も本当にはその苦痛をわかりはしない。本書は訴え、呼びかけ、問うている。私たちの失いかけた感受性を、想像力を、注意力を再び取り戻し、現状に抗い続ける意志を絶やしてはならない。いま、スーザン・ソンタグのいうラディカルの意味を自らに問い直したい。
ゆいぽよ
BOOK'S SELECTION
赤ペンチェック自民党憲法改正草案
伊藤真 著
大月書店
2013年
“最初の問題 次の A と B は、どちらが正しいでしょうか。 A 憲法は、国民が守るべき義務です。 B 憲法は、権力者が守るべき義務です。” ——— p.3
「憲法」と聞いてあなたは何をイメージするだろうか。な んとなく、法律より上にあるものとか、9条とか。曖昧に感 じてる人が多いかもしれない。そんな中、現自民党政権は憲 法改正に躍起になって動いている。一体、どのように改正するのか。それによって何が変わるのか。本書は現行憲法と自民党の改憲草案とを比較し、問題形式でシンプルにそれを読み解いてくれる。「憲法改正」の動き。気になるけど、難しそうと思っているあなたにオススメの一冊だ。
どっきょ
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