“勇気を失うな。それが何だというのか。多くのことが、まだまだ可能なのだ。みずからを笑うことを学べ。笑ってしかるべきように。”——— p.164
去年、2015年の8月、一番国会前に通いつめていた時期にこの新訳が出された。買ってから、夜に繰り返し読むことが多かった。ちゃんと読めている自信はないが、それでも強い力を受け取っていた。「未来の断片としての」私たちが、次に来る誰かのその「橋」になろうとすること。そうやって、今出来ることをやろうと思った。それはきっと、成功するとは限らない賭けになる。しかし、それに失敗したとしても、何度だってまた始めることが出来る。「これが生だったのか。よし、もう一度」、と。
JGJ
BOOK'S SELECTION
精神史的考察
藤田省三 著
みすず書房
1997年
“離脱の精神を含まぬ単純な『参加』主義は、『翼賛』という名に代表される左右大小さまざまの追従主義を生む。そのことは既に歴史が痛烈に教えている。” ——— p.256
「戦後日本の思想家」 と聞かれて真っ先に思い浮かぶのがこの藤田省三である。 彼は「日本思想」の研究者であり、「高度成長期」という時代を見る思想家である。 キーワードは「経験」、平たく言えば事物・事態との相互交渉そのものである。 藤田は時代にそれを喪失させる「管理」の圧制を見た。「テロルとの戦争」、セキュリティという名の「治安」が叫ばれる現代、日本の思想から私たちは学ぶところがあまりに多い。
古谷
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