「存在の現れ」の政治 — 水俣病という思想

以文社 2005年
栗原彬 著


“加害と被害の溶融という新しい地平から、人間であることに対する深い問いが生まれてきます。”——— p.30

水俣の運動史から「存在」が現れ「新しい人間像」が浮かび上がる。 中央と周辺に分かれた人々は、それぞれの立場からの視点で生を捉えようとする。 視線が交差するグレイゾーンで踏みとどまると、お互いに一方的なこの視線が溶け合うような生が表れる。 他者を支配する権力位置を離脱して、あるがままの人間として肩を並べて加害と被害のグレイゾーンを突破していく。 オキナワ・フクシマにも通ずる“まなざし”をこの本から養いたい。

みつ

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