“あなたが誰かと和解したいと思ったなら、無理に相手を理解しようとしたり、わかろうとしないことだ。”——— p.164
憲法十三条には「すべての国民は、個人として尊重される」と明記されているものが、自民党改憲草案では 『個人』 ではなく 『人』 に変わっている。 この本からは、個人であることの大切さを感じることが出来ます。 人はそれぞれみんな違っていい。 その根本が理解出来たら「〜べき」「〜すべき」という言葉は減っていくのではないだろうか?違いを乗り越えるのではなく、違いを認める。 違いを妥協するのではなく、同じ角度から見つめてみる。 目では見えない部分への想像力、共感力、その必要性に気づかせてくれる本です。
のどか
BOOK'S SELECTION
政治の眼力 — 永田町「快人・怪物」列伝
御厨貴 著
文春新書
2015年
“マジョリティーを動員しようとする気負いと自信が生じた途端に、その緊張感と距離感がなくなり、実は安倍は、次の一手を見失うのではないか。” ——— p.54
本書は、安倍晋三や菅義偉、石破茂から岡田克也など、 「災後」という時代状況を生きる政治家たち25人に注目し た評論である。 著者はオーラル・ヒストリーの第一人者として名高く、そ の筆さばきはもちろん、文章の一つひとつを見れば、同時代 を生きる政治家を語ることの難しさがひしひしと伝わってく る。彼らもまた「人」なのだ。我々の政治を見る「眼力」を より複雑に、的確にしてくれる一冊。
古谷
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