世界史の中のパレスチナ問題

講談社現代新書 2013年
臼杵陽 著


“イスラエル人であれ、パレスチナ人であれ、それぞれの立場から「平和」を求めているはずです。”——— p.4

現代において最も深刻な民族紛争のひとつである、パレスチナ・イスラエル問題。 これは単なる宗教対立ではない。 世界が経験してきた歴史の縮図であり、近代国民国家が生み出した問題でもあり、 また、差別とは何かを私たちに問いかけるものでもある。 パレスチナ・イスラエルが語る歴史はあまりにも重く、 複雑で、今なお解決の糸口は見えてこない。 しかしだからこそ、このことを踏まえた上で、 現実を変えるために私たちは繰り返し考えていきたいのだ。

もえこ

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