“デモの現場で育った「よりよき社会」は僕たちの大きな財産だと思う。僕たちは間違いなく強くなっている。”——— p.132
この国の民主主義の最前線が記録されている。 路上の運動から抵抗の声だけでなく人々の生の声が聞こえ希望を感じる。 差別を阻止するために「奴らを通すな!」と路上に転がり込み阻止しようとする人々、国会前で安保法案に反対し「言うこと聞かせる番だ俺たちが!」と声をあげたSEALDsの学生などが写っている。 3.11の東日本大震災以降、この国の行く末を自らの行動で決めていく無名の個人がいること。 この写真集はそれを記し、後世に伝えていく。
ヤベシンタ
BOOK'S SELECTION
SEALDs — 民主主義ってこれだ!
SEALDs編著
大月書店
2015年
“この本をどうしても出したかった理由は、自分たちみたいにたった数人で、僕らの知らない街で何かを始めようとしている、ほかならぬ「あなた」に読んでほしかったからだ。” ——— p.5
社会を変えたくても、自分ができることでなければ、自分のやることでもない。 社会に不安があっても、受け流せばいい。2015年の夏、 安保法制にNOと叫んだ若者 — SEALDsは、この閉塞感を破った。 彼らは初めてデモをした。 初めてトラメガを持った、コールをした、スピーチをした。 初めて新聞やテレビに映った。 希望と呼ばれ、馬鹿と呼ばれた彼らは、なぜ行動を起こしたかのか。「私」には何ができるのか。 これはその闘いと葛藤の軌跡である。
どっきょ
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