“日本は、世界でもっとも法律をよく守る国なのに、奴隷制のような深刻な犯罪の発生率が高いという事実をどう説明すればよいのだろうか。”——— p.190
大好きな本、アクセサリー。気に入っている服、レストラン。それらを「誰が」作っているのか、「どうやって」運ばれてくるのか、私たちはほとんど知らされていない。誰かの命や人生を犠牲にしないと、私は幸せになれないんだろうか?と考えるようになった。大切な家族、猫、恋人、友達。思っていたよりも私には選択肢が、出来ることがあることを知った。だから、知ることから始めよう。私の生活をつくっているもの。私の生活がつくっているものを。
和葉
BOOK'S SELECTION
日本国憲法の誕生
古関彰一 著
岩波現代文庫
2009年
“日本国憲法を生み出した力、それは決して国家対国家の、勝者対敗者の政治力学からだけではなかった。” ——— p.381
日本国憲法が「押し付けられた」ものであり、だからこそ「自主 憲法」制定が必要だという言説が根強く存在している。では、憲 法はどうやって制定されたのか、また俎上に上る「9条」がどん な背景によって生まれたのか、私たちはどれほどわかっているのか。戦後 71 年目の今、この国の憲法が変わるかもしれないその時に、私たちの国の憲法がどのように誕生したのかを知ることが、強い意味を持っています。単純な「押しつけ憲法論」に抗するために。そして本書は、そのための最上のテクストです。
JGJ
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