“ぼくたちは、ぼくたちの「民主主義」を自分で作らなきゃならない。”——— p.254
私事だが、ここ数年納得のいく作品がつくれていない。しかし、迷いながらも路上でシャッターを切り続け、あらためて言葉や学びや知識に貪欲になり、そうして自らの表現に立ち返った時、巷の光景が少しずつ広がる気がした。恐らくは誰もが、迷い悩み、現実を疑い、信ずるべきものを手探りで求めている。それでもなお、真摯にこの現実と対峙し、思考し続けることが、私たちの人間性を回復し、民主主義を創造する方法でありチャンスなのだと本書が実践し、証明してくれている。
ゆいぽよ
BOOK'S SELECTION
ニーチェと哲学
ジル・ドゥルーズ 著; 江川隆男 訳
河出文庫
2008年
“肯定すること、それは軽くすることであり、(...)、生の価値であり、生を軽やかで能動的なものにする新たな諸価値を創造することである。” ——— p.357
SEALDsは個人を高貴なものにする一つの仮面である。われわれは一つの価値に埋没せず、反動的にならず、自分の無能力を嘆いたりしない。われわれは、苦悩を笑い飛ばし、この社会で遊び、ステップして踊ることで重くるしいものを軽やかにする。われわれの活動は、ルサンチマンからくるリアクションではなく、緊急のアクション、「〈実存の様式〉の能動的表現」である。SEALDsと共鳴する生の肯定の書。誤読かもしれないが、ヒントはこの本の中から得た。
UCD
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