“もともと総統は単なる首相であった。もちろん彼はそれまでの誰よりも冷酷で、かつ 1933 年の全権委任法によってずっと強大な権力を持つようになった...” ———p.78
「ナチスの手口に学べ」と、ある時この国の副総理は言った。世界一民主的な憲法だと言われたワイマール憲法がある日気づいたらナチス憲法に変わっていた、その手口を学べと。そしてその新しい憲法草案には、1933 年の全権委任法と同じく内閣に立法出来る権利を持たせる、国家緊急権が定められている。単なる首相 が「総統」に変わってしまう前に私たちこそが、「ナチスの手口」 を学ぼう。きっとこの第一級の研究書は、ナチスと同時代を生きた著者から渡された本だ。歴史を繰り返さないために。
平葉
BOOK'S SELECTION
あの人と和解する
井上孝代 著
集英社新書
2005年
“あなたが誰かと和解したいと思ったなら、無理に相手を理解しようとしたり、わかろうとしないことだ。” ——— p.164
憲法十三条には「すべての国民は、個人として尊重される」と明記されているものが、自民党改憲草案では 『個人』 ではなく 『人』 に変わっている。 この本からは、個人であることの大切さを感じることが出来ます。 人はそれぞれみんな違っていい。 その根本が理解出来たら「〜べき」「〜すべき」という言葉は減っていくのではないだろうか?違いを乗り越えるのではなく、違いを認める。 違いを妥協するのではなく、同じ角度から見つめてみる。 目では見えない部分への想像力、共感力、その必要性に気づかせてくれる本です。
のどか
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