“日本人がアジアを主体的に考える日は、まだ来ていない。” ——— p.110 
		西欧の「自由」や「平等」という文化価値の非西欧への浸透は、植民地侵略といった武力を伴ってのものだった。 それにより、その価値自体は弱くなってしまった。その弱さが「そうはいっても、こう」という二枚舌、つまり「平等」 を唱えながらの搾取といったことを正当化している。どうしたら、「自由」や「平等」といった価値が、意味あるものとして力を取り戻し、全ての人のものになるのか。日本の「近代化」を再検討し、その方法を問い直す評論集だ。
 これつ        
        
        
        
        	 
    
    
	
			
		
		
    BOOK'S SELECTION
    
        
            
            
                
                    切りとれ、あの祈る手を — 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話            
                
                                        佐々木中 著 
                河出書房新社 
                2010年
                “何も終わらない、何も” ———  p.170 
                「革命の本体は文学である」  このことを、人生でもって示した偉人たちの五つの夜話。  彼らの長い闘いの記憶は、ある一人の男によって編集された。  突如、公に姿を現せた謎の作家、佐々木中だ。作中に登場するルターや、ムハンマドなど、彼らの革命の「祈り」は、彼らにとって知る由もなかったこの作家によって、 僕らに届けられた。  ならば、現代はどうか。答えは次の文に如実に表されている。 「取りて読め。  筆を執れ。そして革命は起こった。」
                Dai
                             
         
    
     
 	
	
	
			 
	 
				
		
POST(ポスト)は、様々なかたちで日本の政治や選挙について考えるきっかけを提供するウェブサイトです。