“戦争責任をとるということは、言葉で謝るだけではなく、同じ過ちをくりかえさないように政治社会を作りなおすことではないだろうか。”——— p.159
戦争の経過。死者数の羅列。戦場の名前。それだけでは重要なことが切り落とされるだろう。そこには、違う背景を持った他の誰でもない一人一人が存在したという事。その戦争でそういった「個人」の命や尊厳が奪われた事。唯一の地上戦が行われた沖縄戦。そこから学ぶべきは、軍や政府という 「組織」が進めた戦争に、どのような「個人」が巻き込まれていったのかということだろう。それに対する想像力が同じ過ちをくりかえさないための社会を作る。
いたる
BOOK'S SELECTION
現代奴隷制に終止符を! — いま私たちにできること
ケビン・ベイルズ 著; 大和田英子 訳
凱風社
2011年
“日本は、世界でもっとも法律をよく守る国なのに、奴隷制のような深刻な犯罪の発生率が高いという事実をどう説明すればよいのだろうか。” ——— p.190
大好きな本、アクセサリー。気に入っている服、レストラン。それらを「誰が」作っているのか、「どうやって」運ばれてくるのか、私たちはほとんど知らされていない。誰かの命や人生を犠牲にしないと、私は幸せになれないんだろうか?と考えるようになった。大切な家族、猫、恋人、友達。思っていたよりも私には選択肢が、出来ることがあることを知った。だから、知ることから始めよう。私の生活をつくっているもの。私の生活がつくっているものを。
和葉
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