── 育てるのも大事だけど、守るのも大事だと思う。
熊本県の大切にしたいところって、何でしょうか?
あべ今はやっぱり農業ですね。こんなに美味しい物がいっぱいある所はそんなに無いと思っていて。私も、トマトもメロンも、フルーツも野菜も大好きだし、熊本のお米は美味しいと思うし。フルーツも野菜もとても恵まれていて、やっぱりこれを守りたいというか、どんどん食べる物が無くなっていく様にはしたくないなと思います。
キロクマ!熊本素材写真アーカイブス(http://kumamoto.photo/archives/)
特に、今回の災害で、農家の方々などがひどい被害を受けていると思うんですけど、その対策はどうお考えですか?
あべやっぱりね、融資とかではなくて再建支援をしないといけないと思っていて。現実に被災された農家の方、例えば、酪農の牛舎が壊れただとか、そういう人への補助金とか、現実に所得が減った事に対する補助金というのを、きちんと出していかないといけないと思っています。
そもそも農家の方に対しては、戸別の所得保障を今より充実させるべきだと思っているんです。育てるのも大事だけど、守るのも大事だと思う。今、農業をされている方が辞めなくていい様にするっていうことが、非常に大事なのかなと思いますね。
大学生時代は何をされていましたか?
あべ大学生時代? 司法試験のサークルに入ったりとかもしたことはあるんだけど、全然勉強しなかったから(笑)
あ、でも大学時代に、何をやったかっていうと、アルバイト! 塾の講師をしていました。すごい楽しかった。学校の先生になりたくなったもん! 塾で子供達に勉強を教えるのは楽しかった。
── 市民目線での運動をやってくださってるっていうのが心強い
最後なんですけど、市民参加型の選挙の可能性っていうのは、どのように考えてらっしゃいますか?
あべそうですね。今回の選挙はやっぱり、市民団体の方々がいろんな所で、いろんなイベントを企画してくださったりとか、チラシとかでも意見を出してくださったりとか、『あべ広美ストーリー』という漫画も描いてくださったりとか。そういう市民目線での運動をやってくださってるっていうのが心強いなと。
市民の方々自身も、単純にイベントをするだけでなく、今までは多分そんなことはあまりされてこなかったであろう自分の知り合い友人近所の人に、チラシを持って行って「あべさんに入れてね」という話をしてくださっているんですね。昔ながらの選挙に市民のみなさんも取り組んでくださってるっていう。
市民団体の方も変わってきているし、政党や労働組合も今までの既存の事もやりながら、新しいことにもチャレンジしたりとか。
そういう体制が、震災で少しトーンダウンはしたけど、出来てきてるというのがとても心強いなと思います。
ありがとうございました!
あべありがとうございます。
(インタビュアー:上村征良[21歳・大学生])
あべ広美
弁護士1966年生まれ
【参院選2016】女性の声で、社会を変える
今回インタビューさせて頂いたあべ広美さんも登場しています!