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【 #知らない沖縄 】いまさら聞けない沖縄新基地建設問題 7つのポイント


沖縄の基地の問題、よく聞きますよね。でも、何が問題なのかいまいちよくわからない。そんな「」をスッキリさせてくれる動画がありました。とてもわかりやすくポイントをまとめてくれているので、要チェックです。


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沖縄。日本の南西部最西端に位置する県で、面積は日本国の0.6%になります。本州では見られないような美しい大自然が魅力で、エメラルドグリーンに輝く海は、東洋一の美しさとも言われるほど。

今その美しい島国、沖縄県の新基地建設問題について、ずいぶんと長い間騒がれていますよね。
あなたはその現状について、どこまで知っているでしょうか?

今日は今さら聞けない沖縄新基地建設問題について、7つのポイントでざっくりおさらいしてみましょう。

7つのポイント

 

  1. 敗戦後の事情
  2. 沖縄に増えた基地
  3. 米軍基地の機能
  4. 米軍基地の弊害
  5. オスプレイ問題
  6. 普天間基地問題
  7. 税金を使った、辺野古新基地建設

 

1.敗戦後の事情

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そもそもなぜ、日本にアメリカの基地があるのでしょう?
1945年、第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、戦争をすることを放棄しました。

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そして、武器を持たない代わりに、アメリカに守ってもらうという約束をしたのです。
その際、日本全国33都道府県に米軍基地が設置され、沖縄1972年までの27年間、米軍の統治下に置かれる事になります。

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2. 沖縄に増えた基地

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敗戦後、日本はめまぐるしく発展しました。そして、日本全国で米軍基地はいらないという、反対運動が起きました
しかし、日本政府は、米軍を日本からなくすわけにもいかず、本土の米軍基地のほとんどを沖縄に移動させたのです。
その結果、日本のたった0.6%の沖縄に、米軍基地の74%が集中する事になりました。

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沖縄は日本国に復帰したいまでも面積の約20%が米軍基地として使用されています。

3.米軍基地の機能

では、アメリカの軍隊についてもうすこし掘り下げてみましょう。

アジア太平洋地域には、約10万人の米軍が展開されています。
そのうち、約5万人が日本に駐留しています。沖縄にはそのなかの50%、約2万5000人が集中しています。
主に米軍構成は、陸軍、海軍、空軍、海兵隊で成り立っています。沖縄に駐留する米軍はその大半が海兵隊になります。

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しかし、海兵隊は一年間のほとんどの期間、いろいろな国の軍隊と一緒に訓練するため、長崎県佐世保にある船でアジア太平洋地域を中心にローテーション移動しており、いつも沖縄にいるとは限りません。

そんなに、広いエリアで活動しているのだから、沖縄に基地を置かなくては行けないという理由にはまったく当てはまりません。

4.米軍基地の弊害

では、米軍基地があると、なにが困るのでしょうか?航空機の騒音や実弾演習による山林火災、戦闘機などによる墜落事故、米兵による事件が多発、住民との間で多くのトラブルとなっています。

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日本に復帰後、43年間で米兵が犯罪で検挙された件数は5896件、年平均137件、月平均11件にのぼります。
また、日本ではアメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を正当にさばく事が出来ません。

しかも、そのことを米兵たちは知っています。米兵による繰り返される性犯罪などは、大変深刻な事件です。また、基地の周辺で騒音問題や環境破壊があっても、日本の法律では規制できません。

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さらに、米軍機の墜落や不時着、部品落下などの事故は、43年間で676件、年平均で15.7件、航空機による騒音被害は、最大時で120.6デジベル。これは飛行機のエンジン近くの音に相当します。

5.オスプレイ問題

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空飛ぶ棺桶という異名をもつオスプレイ、これが普天間基地に24機配備されています。
開発時からの事故がすでに50回を超えているこの米軍機は、アメリカ本国においては、住民に十分配慮されており、人口密集地での低空飛行は禁止されています。

それなのに、沖縄では日中深夜を問わず住民を叩き起こす騒音をたてながら、日々離着陸をしています。

6.普天間基地問題

ニュースで話題の沖縄の代表的な基地の一つである普天間基地は、近隣に学校や民家のある人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。戦後米軍の占領によりこの地域にすんでいた住民はとらわれの身となり、家をおわれ、そして、その場所に基地が建設されました。

しばらくして、住民たちは解放され、その場所に戻ってきましたが、以前すんでいた家は基地の中となっており、人びとはその周辺にすむことを余儀なくされたのです。

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普天間飛行場の返還合意について記者会見する橋本龍太郎首相(左)とモンデール駐日大使=1996年4月12日、首相官邸 (朝日新聞)

1996年、危険すぎる普天間基地を完全返還すると、日米で合意しましたが、日本政府は迷走し続け、すでに20年がすぎています

7.税金を使った、辺野古新基地建設

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青い色が印象的な辺野古の海。Photo by photo AC

沖縄本島北部の名護市辺野古は自然が非常に美しい地域です。貴重な生物がすみ、たくさんのサンゴもあります。
新しい基地の広さは約205ヘクタール。そのうちの約160ヘクタールは、沖縄の貴重なサンゴ礁の宝の海を埋め立てる計画です。
甲子園球場のグラウンドの158倍の広さの海や自然が破壊される事になります。

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そして、その埋め立て工事費だけでなんと2311億円、建設費の総額は約3500億円と言われています。
新国立競技場の建設費用の2520億円よりもはるかに高額な投資となりますね。
それだけの国民の税金をかけて建設しようとしている辺野古新基地は、現在の普天間基地からわずか36キロしか離れていません。

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さらに日本政府は、毎年3500億円の税金を米軍基地のために使っています。これは全国の国立大学と公立大学の授業料をすべて無料にできる金額になります。

また、沖縄の経済は基地に依存しているという言葉をよく聞きますが、実際の基地関連による収入は全体のわずか4.9%程度にしかすぎません。逆に返還された土地にできた新たな商業地域では数十倍から数百倍にのぼる経済効果が生まれており、米軍基地は沖縄の経済発展の最大の妨げになっています。

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さて、ここまでが、沖縄基地問題を考える上での重要なポイントとなります。あなたはいくつくらい知っていましたか?沖縄の人たちは戦後生活に密着する問題として、基地と向き合ってきましたが、沖縄住民の声はまったく無視されていますね。政府に何度訴えようと既読スルーされています。これは沖縄だけの問題ではなく、日本人全体に問われている問題でもあります。

本当に辺野古基地建設だけが解決策なのか?沖縄に負担を集中させる事でいいのか?皆さん一人一人がこの問題に向き合う事が、解決の第一歩となります。

※この記事は、動画の制作元「オール沖縄会議」さんより許可を頂き作成しています。

「沖縄」が抱える基地問題について、7つのポイントでわかりやすくまとめた「#知らない沖縄」| Youtube

公式サイト: オール沖縄会議

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