7月10日の参議院選挙を直前にして、ニュースやネットには様々な情報が溢れていますね。
しかし、「投票に行かなきゃ…とは思っているけれど、実は選挙というものの基本的なことから、まずしっかり把握出来ていない…そして今更人に聞けない!」と思っているあなたへ。安心してください。
あなただけではなく、同じように感じている人は結構いるので、ここで改めて、【衆議院、参議院の違い】【選挙区制、比例代表制の違い】について、分かりやすく説明したいと思います。
今回は、【衆議院、参議院の違い】についてです。
衆議院
衆議院は、参議院よりも物事を決める時の決定権がちょっと強いです。
任期は4年。
しかし、衆議院は何かあると「解散」することがありえます(解散するかどうかの決定権は内閣にあります)。
解散する時というのは、例えば以下のようなときです。
■内閣不信任案が可決されたとき
衆議院で内閣に対して、「これ以上あなたたちに任せることはできません」という意見が野党から提出され、可決したとき。
■(事実上)首相が判断した場合
たとえば大きな政策を実行する前に国民の信を問いたい場合や、ねじれ国会(衆議院には与党議員が多いのに、参議院には野党議員が多い状態。逆もあります。)によって国会での審議が滞ってしまった際に、政権を再編成したい、そして今なら選挙に勝てそう!と首相が判断した場合など。
参議院
参議院は、衆議院よりも物事を決める力が少し弱いですが、解散がありません。
その為じっくり国のことを審議できます。
今回の選挙はこの参議院の議員を選ぶものです。
参議院議員の任期は6年となっていますが、
参議院は3年に一度、参議院全体(242人)のうち半分(121人)を選挙で入れ替えます。
つまり、今回の選挙で当選した121人はこれから6年間就任することになりますが、今から3年後に、今度は今回入れ替えにならないもう半分の議席を選挙で選び直します。
そして、今回入れ替えになる121議席の中では
「選挙区」で選ばれる人が73人
「比例代表」で決まる人が48人います。
つまり、今回の選挙では
・選挙区候補
・比例代表候補
の2枚を投票することになります。
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