“けれども、市民的権利がある限り、われわれは秩序を織り直すことができる。”——— p.5
一番楽な選択=難しい情報は全て賢い人に預けて任せること。のはずだった。 原発事故が起きた。 自分の置かれた状況を「知りたい」と思った。知って自分の行動を自分で決めたいと思った。 秘密保護法が施行された。 そもそも情報は誰のものだったのか、秘密保護法という法律によって、情報は自分の手から離れていくことになるのか。 結局、全ての情報を管理することは出来ない。 ただ、情報の在り方を私たちの手でもう一度決めていくことが出来るはずだ。
いたる
BOOK'S SELECTION
憲法主義 — 条文には書かれていない本質
内山奈月, 南野森 著
PHP研究所
2014年
“憲法とは、時の権力者に「この憲法に従って行動しろ」と命令するものです。” ——— p.223
憲法学の研究者とアイドルとの授業構成での対談。 日本の政治で唯一国民が国家を制限できる法、憲法。憲法が絶対的である理由や、絶対的であるはずなのにその内容は解釈次第である不完全さ。立憲主義の定義や歴史、現状、過去の実例や、最高裁判所、内閣、国会と憲法との関係が丁寧に語られる。他国との比較によって、日本での憲法の独自性も分かりや すく書かれている。基本的な情報を知りたい、憲法に初めて触 れる人にも分かりやすい一冊。
Cocoro Tany
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