“けれども、市民的権利がある限り、われわれは秩序を織り直すことができる。”——— p.5
一番楽な選択=難しい情報は全て賢い人に預けて任せること。のはずだった。 原発事故が起きた。 自分の置かれた状況を「知りたい」と思った。知って自分の行動を自分で決めたいと思った。 秘密保護法が施行された。 そもそも情報は誰のものだったのか、秘密保護法という法律によって、情報は自分の手から離れていくことになるのか。 結局、全ての情報を管理することは出来ない。 ただ、情報の在り方を私たちの手でもう一度決めていくことが出来るはずだ。
いたる
BOOK'S SELECTION
人間の条件
ハンナ・アレント 著 ; 志水速雄 訳
ちくま学芸文
1994年
“そこで私が企てているのは大変単純なことである。すなわち、それは私たちが行っていることを考える以上のものではない。” ——— p.16
アレントは“thoughtlessness”(思考欠如)こそ現代の特徴だと言う。われわれはいったいなにもので、いつ、どこで、なにをしているのかを知らないし、知ろうともしない。知りたくもないから。だからわれわれは、知らない間に、なにか最悪のことに手を貸してしまっているのかもしれない。このような思考の欠如は何を生んだか。アイヒマンを、アウシュヴィツを、大量虐殺を生んだ。自らを知ろうとすることは、哲学は、役に立たないのか? 否、それは最悪の事態を回避するのに役立つのだ。
UCD
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