“在特会とは何者かと聞かれることが多い。そのたびに私はこう答える。 あなたの隣人ですよ―。”——— p.364
この本の前半には、在特会のトップの桜井の半生や、その他の会員の素顔や本音または在特会の起こした事件や「反在日」のルーツが書かれている。後半は離反する会員や、豹変してくるリーダー、広がっていく標的について書かれている。この本にでてくる登場人物に共感を持てる人もいるかもしれない。だからといって、ヘイトスピーチは許されるものではない。そしてこれがオリンピックを控えた日本の現状である。このヘイト問題も私達に問われている。
リョウ
BOOK'S SELECTION
本泥棒
マークース・ズーサック 著; 入江真佐子 訳
早川書房
2007年
“わたしは言葉を憎み、言葉を愛してきた。” ——— p.659
「言葉」で世界を征服しようとしたナチス政権下のドイツで、少女は「言葉」で尊厳を守ろうとする。 少女の家に匿われたユダヤの青年は、『我が闘争』を白く塗りつぶし、愛の物語を書き込む。 この人たちのことを私たちに語るのは、死神だ。連合軍がドイツの小さな町を空爆した日、少女と青年に尊厳と愛を教えた人々は殺された。 書かれた「言葉」も失われたが、死神が拾いあげたのだ。 この作品は、欧米で異例のロングセラーとなり、映画化もされている。
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