“しかし、過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります。”——— p.11
		ドイツが第二次世界大戦に敗れた40年後、「もう過去の傷を開きたくない」と口にして、「過去」の出来事に耳を塞ぎ目を閉ざそうとした人たちがいた。そんな空気に一石を投 じたのは当時の大統領ヴァイゼッカーによる終戦40周年 演説だった。「過去」は「過ぎ去った」忘れていい出来事であってはならない。私たちが、そして私たちより前の世代の人たちが何をしたのかを学ぶこと、これが本当の意味で「未来」に向かって歩を進めることだ。 
まっしゅ        
        
        
        
        	 
    
    
	
			
		
		
    BOOK'S SELECTION
    
        
            
            
                
                    ネットと愛国 — 在特会の「闇」を追いかけて            
                
                                        安田浩一 著 
                講談社 
                2012年
                “在特会とは何者かと聞かれることが多い。そのたびに私はこう答える。 あなたの隣人ですよ―。” ———  p.364
                この本の前半には、在特会のトップの桜井の半生や、その他の会員の素顔や本音または在特会の起こした事件や「反在日」のルーツが書かれている。後半は離反する会員や、豹変してくるリーダー、広がっていく標的について書かれている。この本にでてくる登場人物に共感を持てる人もいるかもしれない。だからといって、ヘイトスピーチは許されるものではない。そしてこれがオリンピックを控えた日本の現状である。このヘイト問題も私達に問われている。
                リョウ
                             
         
    
     
 	
	
	
			 
	 
				
		
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