“国際政治の主体の最終的な単位として、 国家を想定するということは、裏返していえば、国家と国家との間の国際関係は、一種のアナーキーの状態”——— p.126
日本の戦後平和主義と憲法の繋がりを考える。権力政治を重視した軍事的な勢力均衡には「最悪事態主義」が常に付きまとう。最悪の事態を免れるための軍事的な措置は当然軍事競争を促進させ、想定される「最悪事態」は、より悪化する。 不信感に基づいた駆け引きにより生まれる国家間の緊張関係 を信頼によって払拭しようとする態度は、まさに日本国憲法の前文と重なるのだ。日本の平和主義に触れながら、改めて新しい世界の在り方を思考してみよう。
みつ
BOOK'S SELECTION
世界史の中のパレスチナ問題
臼杵陽 著
講談社現代新書
2013年
“イスラエル人であれ、パレスチナ人であれ、それぞれの立場から「平和」を求めているはずです。” ——— p.4
現代において最も深刻な民族紛争のひとつである、パレスチナ・イスラエル問題。 これは単なる宗教対立ではない。 世界が経験してきた歴史の縮図であり、近代国民国家が生み出した問題でもあり、 また、差別とは何かを私たちに問いかけるものでもある。 パレスチナ・イスラエルが語る歴史はあまりにも重く、 複雑で、今なお解決の糸口は見えてこない。 しかしだからこそ、このことを踏まえた上で、 現実を変えるために私たちは繰り返し考えていきたいのだ。
もえこ
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