“すべての動物は平等である。しかしある動物は他の動物よりももっと平等である。”——— p.161
主にスターリン体制をモチーフとして、全体主義や独裁のように、権力が暴走して行く様子が寓意的に描かれている。 この「おとぎばなし」に登場するあらゆるものについて、我々は実際に人類が経験してきた具体的な事件や人名を思い浮かべることができる。 読むに従い、権力の暴走を許しているものが常に、その権力によって支配される動物たち自身の無知であり、鈍感さであり、無関心であることに気付かされる。 大衆としての彼らの姿に身につまされる。
黙字
BOOK'S SELECTION
憲法[ 第六版]
芦部信喜 著; 高橋和之 補訂
岩波書店
2015年
“民主主義は、単に多数者支配の政治を意味せず、実をともなった立憲民主主義でなければならないのである。” ——— p.17
行間を読む。日本国憲法の行間を。憲法は国民の権利であり、その権利の在り方は憲法の条文とその行間の読み方で決まってくる。そして、行間の読み方を権力が時代を理由に思うままに変えていくことは出来ない。だから、「解釈改憲」 反対の声が全国に溢れた。もう一度、土台から憲法を捉える。 憲法の原理と用いられ方、積み重ねられてきた読み方を学ぶ ことで。そして、自分の言葉でそれらを語り直し、あるべき 権利を自分のものとして守っていく。
いたる
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