“つまり、優れた運営の公共図書館は、地域のソーシャル・キャピタルを豊かにする場所なのである。”——— p.108
情報なんてググれば簡単に出てくるし、わざわざ本を読みに図書館行くぐらいならもっと楽しいことが世の中にはいっぱいある。 では、なぜ図書館に人々が「集まる」ことが大事なのか。 本書では、図書館がこれから求められるのは「屋根のある広場」としての機能である、と述べられている。 民主主義はいつも広場から始まった。 しかし今や人々が自由に気楽に集まれる場所が減ってきている。そんな中で、図書館の役割が改めて問われている。
まっしゅ
BOOK'S SELECTION
民主主義ってなんだ?
高橋源一郎, SEALDs著
河出書房新社
2015年
“学ぼう。ぼくたちはほんとうに無知だったと思うから。謙虚になろう。ぼくたちが知っている世界の外にはもっと広い世界があるはずだから。憎しみに巻き込まれないようにしよう。いちばん怖い敵はそれだから。” ——— p.8
作家で70年代安保運動に関わっていた高橋源一郎とSEALDsメンバーの、運動や、民主主義についての対談を収録。70年代以降パタリと学生が社会運動に関わらなくなった日本社会において、2015年の夏に現れた運動の意味とはなんだろうか。 SEALDsの学生たちが考え行動する、その根幹にある思想が、古代から試行錯誤を繰り返してきた「民主主義」という文脈において語られる。 読み終わる頃には、SEALDsが出てきたことは当たり前であり、必然だったと気付かされる。
芝田万奈
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