“つまり、優れた運営の公共図書館は、地域のソーシャル・キャピタルを豊かにする場所なのである。”——— p.108
情報なんてググれば簡単に出てくるし、わざわざ本を読みに図書館行くぐらいならもっと楽しいことが世の中にはいっぱいある。 では、なぜ図書館に人々が「集まる」ことが大事なのか。 本書では、図書館がこれから求められるのは「屋根のある広場」としての機能である、と述べられている。 民主主義はいつも広場から始まった。 しかし今や人々が自由に気楽に集まれる場所が減ってきている。そんな中で、図書館の役割が改めて問われている。
まっしゅ
BOOK'S SELECTION
ぼんぼん
今江祥智 作
岩波少年文庫
2010年
“――日本が敗けよった、言うたんやい。 ――どアホ。” ——— p.477
1941年から敗戦までの、少年・洋の物語。 父を失った彼を見守るのは、元やくざの佐脇さんだ。 軍国主義の日本は「皇国の勝利のため、国民は皆、皇兵」という空気だが、少年の頭にさかんに明滅する広告の文言は「頑張るぞ、今年も!決意の戦場に仁丹あり」「逞しく玄米を噛みしめませう-歯を丈夫にするライオン歯磨」というばかばかしさ。 が、その軽さには、私たちも覚えがある。 小説だからこそ明確に伝わる軍国主義社会での細かな日常。 大阪弁が魅力的。
これつ
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