“外交の態様の変遷、外交を制約する国内的条件、国際労働者運動のごとき、その記述において全くふれられないかまたは触れられることの少なくなるのは、自然であろう。”——— p.2
国際政治の推移を現象的な部分だけを切り抜いて考察するのではなく、その現象に潜む構造の変化に着目する。国家間の外交政策にに国内政治が、そして市民の運動が影響を与えたことを歴史が当然のように感じるSEALDsと同世代の若者に、広い国際政治史の中で現在を見つめる機会として是非お勧めしたい一冊。
みつ
岩波現代文 2009年
岡義武 著
“外交の態様の変遷、外交を制約する国内的条件、国際労働者運動のごとき、その記述において全くふれられないかまたは触れられることの少なくなるのは、自然であろう。”——— p.2
国際政治の推移を現象的な部分だけを切り抜いて考察するのではなく、その現象に潜む構造の変化に着目する。国家間の外交政策にに国内政治が、そして市民の運動が影響を与えたことを歴史が当然のように感じるSEALDsと同世代の若者に、広い国際政治史の中で現在を見つめる機会として是非お勧めしたい一冊。
みつ
“「人間は、できるだけのことをしなくてはなりません。」と、クモはつつましく答えました。”
野菜と果物の国に暮らす、タマネギぼうやのチポリーノが、無実の罪で投獄された父親を助け出す冒険談。それはファシズムに抵抗し生き抜いた、イタリア市民の物語でもある。暴力と不正に満ちた理不尽な社会において、人間としてねじまがらないで生きるとはどういうことか。誰がファシズムを容認するのか。第二次世界大戦中、ファシズムに抵抗するレジスタンス運動に参加した作者は、この愉快な物語に、人間の持つ力と希望、そして課題を描いてみせた。
かりん