“日本の援助は、警戒感を与えず「誠意」として根付いている。9条のおかげかどうか知らないけど、日本の人畜無害性みたいなもの、それをもう少しポジティブに利用できないかな”———p.340
伊勢﨑賢治さんは国連の職員として、紛争処理や武装解除に当たっていたという経験を持つ。この本ではそんな著者の経験 から、どのように武装解除や紛争処理はなされるのか、実際の状況はどのようなものか、国連やアメリカの現場での本音などがつまびらかに、平易な言葉で語られている。またその上で、 九条を保持し、唯一の被爆国である日本だからこそできる国際貢献の形が示されている。高校生に対しての講義録であるため 読みやすく、幅広い視点をも含んだ実の詰まった良著。
幸子
BOOK'S SELECTION
私には夢がある — M・L・キング説教・講演集
マーティン・ルーサー・キング著; クレイボーン・カーソン, クリス・シェパード 編; 梶原寿 監訳
新教出版社
2003年
“私には夢がある。 /かつての奴隷の子孫とかつての奴隷主の子孫が、兄弟愛のテーブルに仲良く座ることができるようになるという夢が。” ——— p.103
本書は「夢」の話だ。 キングのスピーチは「DREAM」であって「PLAN」ではない。 二言目には「対案をだせ」と言うこの国では伝わりにくいが、この夢は、アメリカの夢、人類の夢となった。 過去の人々には 「夢」だったことが、次の世代の「現実」を作り、また「夢」を完成させるために引き継がれていく。 その繰り返しが歴史を作った。 未だ、世界中で差別は無くならない。 だが何度でも言おう。 「今日も、そして明日も、様々な困難や挫折に直面したとしても、それでもなおまだ、私には夢がある」
奥田愛基
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