“そしてどうせなら、安全な国で、全ての子ども たちが質の高い教育を受けられる国で、子どもを育ててみたいと思わないだろうか。”———p.88
「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグが話題になりました。少子化という現実があるにも関わらず、今の日本は明らかに子どもを産みにくく、育てにくい国となっています。 本書は少子高齢化や子育て支援、生活保障をめぐる、 驚くほど真っ当な入門書です。これまで私たちの社会は、 子育ての責任の多くを「お母さん」に押し付けてきました。 本書を読めば、子育てこそ、重要な政治的課題であること に気づくはずです。
SOB
BOOK'S SELECTION
沖縄が問う日本の安全保障
島袋純, 阿部浩己 責任編集
岩波書店
2015年
“人間の尊厳を基盤にした安全保障は、単に、沖縄の現実を変革するために必要とされているわけではない。同時にそれは日本という国全体として模索していくべき安全保障のあり方を指し示すものとしてもある。” ——— p.13
シリーズ「日本の安全保障」(岩波書店)の第4巻である本書 は、日本と沖縄の相克を沖縄の歴史、平和憲法、基地をめぐる諸 問題、ジェンダー、アメリカ政治、国際法、沖縄の自律構想、東 アジアの視点から説く本である。日本の安全保障において過重な負担が置かれている沖縄を基軸に据えるというパラダイムシフト 的試み。「日本の安全保障」とは一体何なのか。沖縄は含まれているのか。いま、「日本人」がもう一度考え直すべき言葉を、直視しなければならない場所から問い直す。
元山仁士郎
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