“そしてどうせなら、安全な国で、全ての子ども たちが質の高い教育を受けられる国で、子どもを育ててみたいと思わないだろうか。”———p.88
「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグが話題になりました。少子化という現実があるにも関わらず、今の日本は明らかに子どもを産みにくく、育てにくい国となっています。 本書は少子高齢化や子育て支援、生活保障をめぐる、 驚くほど真っ当な入門書です。これまで私たちの社会は、 子育ての責任の多くを「お母さん」に押し付けてきました。 本書を読めば、子育てこそ、重要な政治的課題であること に気づくはずです。
SOB
BOOK'S SELECTION
GO
金城一紀 作
講談社
2000年
“言っとくけどな、俺は《在日》でも、韓国人でも、朝鮮人でも、モンゴロイドでもねえんだ。俺は俺なんだ。” ——— p.234
人は自分で生まれてくる場所は選べない。 でも、どう生きるかは自分でしか決めるしかない。 この本の事を簡単に言ってしまえば、「日本で生まれ日本で育った」 《在日》というカテゴリーで呼ばれる青年の「恋の話だ」。 本書を読んで、真昼間、東京のど真ん中で「良い在日も悪い在日も皆殺せ」とヘイトスピーチが叫ばれる日本で、もう一度考えてみて欲しい。 「広い世界を見ろよ。 後は自分で決めろ。」という彼は、僕と変わらないたった一人の人間だ。
奥田愛基
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