“生活保障とは何か。それは、雇用と社会保障をむすびつける言葉である。”——— p.IV
現在日本には、非正規雇用やワーキングプアの増加、年金など社会保障制度の先細りなど、生活保障をめぐるさまざまな問題がある。こういった状況になって久しいためか、よい 打開案も浮かびづらい。この本は他国の例を示したのち、それを日本にそのまま適用しようとするのではなく、日本の現状に合った形のビジョンを打ち出している。生活や将来に不安を感じる全ての人におすすめしたい本である。政治家によりよい社会を求めるとき、役に立つだろう。
幸子
BOOK'S SELECTION
本泥棒
マークース・ズーサック 著; 入江真佐子 訳
早川書房
2007年
“わたしは言葉を憎み、言葉を愛してきた。” ——— p.659
「言葉」で世界を征服しようとしたナチス政権下のドイツで、少女は「言葉」で尊厳を守ろうとする。 少女の家に匿われたユダヤの青年は、『我が闘争』を白く塗りつぶし、愛の物語を書き込む。 この人たちのことを私たちに語るのは、死神だ。連合軍がドイツの小さな町を空爆した日、少女と青年に尊厳と愛を教えた人々は殺された。 書かれた「言葉」も失われたが、死神が拾いあげたのだ。 この作品は、欧米で異例のロングセラーとなり、映画化もされている。
これつ
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