“日本国憲法を生み出した力、それは決して国家対国家の、勝者対敗者の政治力学からだけではなかった。”——— p.381
日本国憲法が「押し付けられた」ものであり、だからこそ「自主 憲法」制定が必要だという言説が根強く存在している。では、憲 法はどうやって制定されたのか、また俎上に上る「9条」がどん な背景によって生まれたのか、私たちはどれほどわかっているのか。戦後 71 年目の今、この国の憲法が変わるかもしれないその時に、私たちの国の憲法がどのように誕生したのかを知ることが、強い意味を持っています。単純な「押しつけ憲法論」に抗するために。そして本書は、そのための最上のテクストです。
JGJ
BOOK'S SELECTION
公衆とその諸問題 — 現代政治の基礎
ジョン・デューイ 著; 阿部齊 訳
ちくま学芸文庫
2014年
“私たちは、受け入れるべきひとつの事実として、関係という事実を手にしたまま相変わらず出発点に立っているのである。” ——— pp.32-33
本書は、教育学者・哲学者として有名なジョン・デューイの国家論・民主主義論の代表的な一冊と言えるものである。 私たちは「国家」を語る時、その起源や本質を求めがちだ。しかしデューイにとってそれは、単一の起源や本質からでなく、人と人との「結合」、繋がりから国家を構想することだった。そして、しばしば問題視される「公衆」の「没落」についてのデューイの答えは、「もっと民主主義を」。今ここ、私たちから民主主義を始めよう。
SOB
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