“最初の問題 次の A と B は、どちらが正しいでしょうか。 A 憲法は、国民が守るべき義務です。 B 憲法は、権力者が守るべき義務です。”———p.3
「憲法」と聞いてあなたは何をイメージするだろうか。な んとなく、法律より上にあるものとか、9条とか。曖昧に感 じてる人が多いかもしれない。そんな中、現自民党政権は憲 法改正に躍起になって動いている。一体、どのように改正するのか。それによって何が変わるのか。本書は現行憲法と自民党の改憲草案とを比較し、問題形式でシンプルにそれを読み解いてくれる。「憲法改正」の動き。気になるけど、難しそうと思っているあなたにオススメの一冊だ。
どっきょ
BOOK'S SELECTION
精神史的考察
藤田省三 著
みすず書房
1997年
“離脱の精神を含まぬ単純な『参加』主義は、『翼賛』という名に代表される左右大小さまざまの追従主義を生む。そのことは既に歴史が痛烈に教えている。” ——— p.256
「戦後日本の思想家」 と聞かれて真っ先に思い浮かぶのがこの藤田省三である。 彼は「日本思想」の研究者であり、「高度成長期」という時代を見る思想家である。 キーワードは「経験」、平たく言えば事物・事態との相互交渉そのものである。 藤田は時代にそれを喪失させる「管理」の圧制を見た。「テロルとの戦争」、セキュリティという名の「治安」が叫ばれる現代、日本の思想から私たちは学ぶところがあまりに多い。
古谷
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