セイラvoice_1

VOICE Seira


その人は5分間だけ熊本の地に足をつけ「困ったことがあったら言ってくださいね。」と言って帰っていった。

4月14日、熊本県益城町で最大震度7。
16日未明にはマグニチュード7.3の「本震」が来た。
14日から続く震度5以上の揺れは18回。
こちらからしたらどれも余震ではなく「本震」なのだが、それでもまだ”大震災”ではないらしい。
そして揺れるたびに脳裏にちらつく、川内原発。

3.11から、5年が経ってしまった。

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その人は4月16日に熊本を訪れる予定だったが、その「本震」が起きたため視察を延期した。
いち早く、それぞれの方法で九州の復旧・復興に動き始めた人々は沢山いた。

避難所のあちこちから流れるラジオの音。
誰かが「首相、来ないって」と呟いた。その言葉に特に意味はなさそうだった。

「本震」から1週間後に、その人は熊本へやって来た。
ボランティアの休憩時間で確認したSNSでは、その人がカメラ目線でどうのこうのと騒いでいたが、そんなのはどうでもよかった。

ただその人は5分間だけ熊本の地に足をつけ「困ったことがあったら言ってくださいね。」「地震が続くから心配でしょうけど、応援していますから」と言って帰っていった。
前に「国民の生命と財産を守るために万全を期していきたい」「日本国民の平和と安全を守る」と言ってたけど、どうだろう。頼りないな。

私は昨年の夏頃から、保守王国・自民王国と言われる熊本で安保法と安倍政権に対しNOの声を上げた。

周りの人たちは、私のNOの声に反応する程の余裕と興味が無いようだった。
同じ思想を持つ仲間とのデモは派手だったが、無関心な彼らへ伝わるのには私が思ってた以上の時間が掛かり、返って来る数少ない反応は地味だった。

「なんか最近頑張ってるみたいね、応援してるよ。」
街中で街宣宣伝用のチラシを配っている時に知り合いの方が声をかけてくれたが、その人にとっては他人事の様で物凄く違和感を感じた。

いつになったら、どうすれば、この人達は傍観者から当事者になってくれるんだろう…。

そんな時に起こってしまった今回の地震。
それに対する政府の対応に「なんか、おかしい」と違和感を持った人は少なくなかった。
何故なら、自分達が身を持って体験した地震、被災地と呼ばれる九州、被災者と呼ばれる私達。
嫌でも、当事者になってしまった。
考えたくなくても、考えなければならない状況になってしまった。
「これからの生活は?家は?お金は?学校は?働き場所は?」

私たちは、いつでも当事者なんだ。

九州の地震は大震災じゃない、原発は止めない、美しい沖縄の海を埋めて新基地建設、保育園に入れない、奨学金という名の借金、何も考えるな働け、争点触れずにくるくる。
けどまあ、数日・数ヶ月、数年も経てばこんな事も国民は忘れるからいいや。

「平和ボケの、頭お花畑の、ゆとり世代」と言われている私たちだが、その一部の若者たちは政治に関心を持ち、おかしい事にはおかしいと声を上げている。そんな”平和ボケの頭お花畑のゆとり世代”からNOの声をあげられている今の政府ってじゃあ一体何なんだろう。
「平和ボケの、頭お花畑の、ゆとり世代」
「戦争ボケ」より素敵。

地球温暖化には緑で、世界にはラブアンドピース、熊本からは「安倍(晋三)には、阿部(広美)」を。

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「なんか、おかしい」と思うだけでは何も変わらない。

思いから行動への一歩を踏み出してほしい。その一歩を踏み出したところで大きく世界が変わるなんて事は無いかもしれない。だけども、それを一人一人が踏み出す事によって数年後、数十年後の私たちの暮らしは必ず良くなっている。

その為にまずは7月10日に行われる今回の参院選挙前に、誰を選んだら良いかをよく考えておく。今から調べ始めても全然間に合う。

そもそも誰が良くて悪いのか分からないし、面倒だから投票に行くのをやめてしまう”棄権”という最悪な選択だけはしないで欲しい。
あなたの思い描く未来の1から10まで全てピッタリ当てはまる候補者はいないかもしれない。だったら少しでも自分が良いと思う候補者を探し出し、議会に送り込むことが何よりも大切な事だと私は思う。
送り込んだ後も、選挙前と言ってる事と行っている事がコロコロ変わる現政権の様にならないよう、しっかりとその人たちに私たちは見ていますよ、と言い続ける必要がある。

有権者である私たちが、常に自分で考え、自由に選択できる当たり前となっているこの特権は絶対に無駄にしてはいけない。

7月10日あなたは誰を選んで、未来をどう良く変えていきたい?

You aren’t supposed to be hesitated to become happy.
Don’t trash your vote !!!!!

私達の未来を変えられるのは政治家じゃない。私達だ。

7月10日はGO VOTE

「選挙に行こうよ」

6月12日 Seira

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