“すべての芸術がそうであったように、ラップも「持たざるもの」によって生み出された。”——— p.594
15人のラッパーのインタビュー集。それぞれの日常の生活から書き溜められた言葉は、現代という時代をどんな詩人たちよりリアルに現している。 路上で、郊外で、ステージの上で、彼らの日本語は「リリック」となる。 確かなことは、それまで誰でもなかった「誰か」が発した声に、何かを変える力があるということだ。 そして同じ力が誰でもない「私」たちにはある。——言葉が。 どれほど終わっている日常の中でも、こう言おう。「OK余裕 未来は俺らの手の中」
JGJ
BOOK'S SELECTION
公衆とその諸問題 — 現代政治の基礎
ジョン・デューイ 著; 阿部齊 訳
ちくま学芸文庫
2014年
“私たちは、受け入れるべきひとつの事実として、関係という事実を手にしたまま相変わらず出発点に立っているのである。” ——— pp.32-33
本書は、教育学者・哲学者として有名なジョン・デューイの国家論・民主主義論の代表的な一冊と言えるものである。 私たちは「国家」を語る時、その起源や本質を求めがちだ。しかしデューイにとってそれは、単一の起源や本質からでなく、人と人との「結合」、繋がりから国家を構想することだった。そして、しばしば問題視される「公衆」の「没落」についてのデューイの答えは、「もっと民主主義を」。今ここ、私たちから民主主義を始めよう。
SOB
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