
“「道はみんなのものだよ!」”——— p.15
体を動かし、頭を使い、行動する生きた民主主義ってどんなものだろう?「公園をつくりたい」子どもたちの小さな願いから始まる物語が民主主義とは何かを教えてくれる。舞台はベネズエラの首都カラカス。工業化が進んだ町には子どもたちの遊び場はなかった。「道はみんなのものなのに….」疑問から始まる子どもたちの小さな行動が、町を、人々を確かに豊かにしていく。民主主義はいつだってどこからだって始められる。足元からの民主主義をはじめよう。
くるみさ・え・ら書房 2013年
クルーサ文; モニカ・ドペルト 絵; 岡野富茂子, 岡野恭介 共訳
“「道はみんなのものだよ!」”——— p.15
体を動かし、頭を使い、行動する生きた民主主義ってどんなものだろう?「公園をつくりたい」子どもたちの小さな願いから始まる物語が民主主義とは何かを教えてくれる。舞台はベネズエラの首都カラカス。工業化が進んだ町には子どもたちの遊び場はなかった。「道はみんなのものなのに….」疑問から始まる子どもたちの小さな行動が、町を、人々を確かに豊かにしていく。民主主義はいつだってどこからだって始められる。足元からの民主主義をはじめよう。
くるみ“すべての動物は平等である。しかしある動物は他の動物よりももっと平等である。”
主にスターリン体制をモチーフとして、全体主義や独裁のように、権力が暴走して行く様子が寓意的に描かれている。 この「おとぎばなし」に登場するあらゆるものについて、我々は実際に人類が経験してきた具体的な事件や人名を思い浮かべることができる。 読むに従い、権力の暴走を許しているものが常に、その権力によって支配される動物たち自身の無知であり、鈍感さであり、無関心であることに気付かされる。 大衆としての彼らの姿に身につまされる。
黙字