“変化する状況の中で現代国際関係を理解しようとする者は、進取の気性に富み、精緻な観察法や思考法を身につけるように努力しなければならない。”——— p.244
主要な安全保障理論の論理を詳しく解説し、実際の国際政治の諸問題におけるそれらの理論の妥当性と問題を考察した一冊。抑止理論・勢力均衡論、国際制度論、平和構築論、民主的平和論など多岐にわたる理論を扱っており、安全保障を考える上で知っておかなければならない最低限の知識を網羅している。21世紀に入ってから、日本を含む世界の平和をめぐる情勢は大きく変わっている。そうした世界を理解する上で、本書は多くの視点と知識を与えてくれる。 /ユリヤ
ユリヤ
BOOK'S SELECTION
道はみんなのもの
クルーサ文; モニカ・ドペルト 絵; 岡野富茂子, 岡野恭介 共訳
さ・え・ら書房
2013年
“「道はみんなのものだよ!」” ——— p.15
体を動かし、頭を使い、行動する生きた民主主義ってどんなものだろう?「公園をつくりたい」子どもたちの小さな願いから始まる物語が民主主義とは何かを教えてくれる。舞台はベネズエラの首都カラカス。工業化が進んだ町には子どもたちの遊び場はなかった。「道はみんなのものなのに....」疑問から始まる子どもたちの小さな行動が、町を、人々を確かに豊かにしていく。民主主義はいつだってどこからだって始められる。足元からの民主主義をはじめよう。
くるみ
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